名著 ~覚悟の磨き方 超訳吉田松陰 「志8」~

本文より

 

ときめくものがないと嘆く前に

とことん考え抜きましょう。

達成感はずっと先に期待しましょう。

出だしでつまずいたとしても、勢いだけで乗り切りましょう。そうすればどんなことだって、挑戦しがいのあることに変わるはずです。

 

壁を楽しめるかどうか

生まれつき才能を持った人はたくさんいます。

子供のころは、その才能が自然に輝いています。

ですが、その才能を磨き続けられる人は本当に少ないのです。多くの人が、

「才能さえあれば、途中で行き詰まることはないだろう」と勘違いするからです。

才能はあったとしても、なかったとしても、行き詰まるものです。

ただ行き詰まった時に、「面白い」と思えるかどうかによって、そのあとが決まってくるのです。

 

やってきたことのペースを守る

ひとたび才能が開花すれば、周囲にもてはやされるがゆえに、才能に振り回され、潰れてしまう人だらけです。本物になるまで二十年。

ただ、愚直に動いていればいい。

今がどんな境遇だったとしても、愚直に動いていれば、いつか大きな花が咲くことでしょう。

 

初心の価値

名を上げたいとか、

体面を守りたいとか、

そんなことを気にするがあまり、

初心を曲げてしまったら、おしまいです。

一度曲げた初心は、二度と元には戻らないのですから。

 

いつの時代でも通用する思想。

本当に感動します。

この先も通用すると思っています。

考え方の問題です。こころざしの問題です。

多くの人に知ってほしいと思います。