名著 ~覚悟の磨き方 超訳吉田松陰 「心9」~

本文より

 

また会いたくなる人

毎日、少しずつ「いいこと」を積み重ねていると

本人も知らないうちに、身のこなし方が洗練されていき、顔とか背中から存在感があふれてくれるものです。どれだけ外見に気を付けたところで、その魅力に及ぶものではありません。

 

見失ったときに立ち止まる

何か新しいことを始めようと思うなら、

その前に「なんのために、そうしようと思っているのか?」

はっきり言葉にしておいた方が良いでしょう。

始めてしまってから

「なんのために、これをやっているのか?」

あわてて理由を探したところで、負け戦になるだけです。

 

感動は逃げやすい

山の小道というものは、

人が通っているうちは道ですが、ひとたび人が通らなくなると、すぐに草が生え、ふさがってしまうものです。人の心も同じで、

良い話は誰もが好きだから、すぐに影響されて

「自分もがんばろう」と決意しますが、なにも行動に移さないと、すぐに心から逃げてしまいます。道ができるか、ふさがるかは一瞬です。やってみましょう。人はいつでも、今この瞬間から変われるのですから。

 

 

死ぬ気とはなにか

「死ぬ気でやる」

口にするのは簡単ですが、意味はとても深い言葉です。この言葉の意味を、人生の中で何度も反芻しているうちに、「我慢するべき時」と「勇気を出してやるべき時」「動くべきではない時」と

「すぐに動くべき時」この違いがだんだんわかってくることでしょう。

 

 

「死ぬ気」「必死」など努力を表すいろんな言葉がある。目的を持って努力をすることが一番大切です。この4つの文章にはそれぞれ関連性があると感じる。何か感じて頂ければ幸いです。