トレーニング ~怪我とストレッチの因果関係~

沢山の論文でストレッチと怪我の因果関係、

スポーツのパフォーマンスの因果関係について

述べられている。主なものは下記の通りです。

 運動前のストレッチングは、パフォーマンスの改善に寄与しないどころか、パフォーマンスを低下させるということが示されたのです(Magnusson & Renstrom, 2006)。

 

 

 彼らは「筋力」に対する運動前のストレッチングの影響について調査しました。その結果、運動前のストレッチングは筋力を低下させると結論付けています(Rubini EC, 2007)。

 

 

 主にストレッチングの怪我予防の効果について論じていますが、その中でパフォーマンスへの影響についても分析しています。その結果、運動前のストレッチングは、筋力を低下させるが、パフォーマンスへの影響は少ないこと、筋の長さが長い筋はストレッチングの影響が少ないこと、運動前のウォーミングアップではストレッチングのみでなく、他のウォーミングアップメニューと組み合わせることで、ストレッチングのネガティブな効果を抑制できることなどを示しています(McHugh MP, 2010)。

 

 

 

 米国スポーツ医学会は、ACSM’s Resource Manual for Guidelines for Exercise Testing and Prescriptionというがガイドラインにおいて、「運動前のスタティックストレッチングは行うべきではない」ということを提言しました。

議論が尽きない。しかし、日本では当然のように行わているストレッチ。身体が固いから怪我する。

一概には言えない。

ここでは、事実だけ述べたいと思う。